大震災より二ヶ月あまりが経過しました。
ブログなりで、このことについて触れねばと思いながらも、
四十九日、二ヶ月と、節目になる時も過ぎて行ってしまいました。
福島原発事故により、
エネルギーの問題が俄に日本社会に突きつけられ、
原子力からの脱却のために、
いざ再生可能エネルギーの出番、
ということになるのかもしれません。
今こそ転機と受け止め、
持てる力の全てを発揮すべきところなのですが、
二ヶ月経った今でも、
被災地のニュースをみて滅入ったり、
無力感に苛まれたり、
本当に情けないような日々です。
これからの日本のエネルギー政策が、
再生可能エネルギーの拡大に舵を切ったとして、
太陽熱、太陽光、風力、小水力、地熱等々が頭に浮かんできます。
ここで、バイオマス、そのうちの木質ペレット、というものは、
これらの再生可能エネルギーのなかで
どれくらい、世の中から期待されているでしょうか。
残念ながら、ペレットはほとんど期待されていないのが現状だと僕は思います。
いくらか戦力として計算されているとしたら、
木材チップによるバイオマス発電所でしょう。
ペレットはといえば、
ある日突然、このような事態に直面して、
供給、需要、流通、技術的なこと、経営的なこと、
何もかもが準備不足だった、というのが正直な心情です。
かくなる困難な状況に際して、
木質ペレットで何が出来るか、
あるいはエネルギー需要のこの部分をペレットでやらせてほしい、
社会に対して、そういったアナウンスをしていかなければと思います。
ペレットならではの利点、逆にダメな点、
その実情を最も理解しているのは、
現場にいる僕のような立場の人だと思います。
自分にできることを、ひたすら続けて、ひろげていこう。
夕焼けをみながら、そんなことを思いました。